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日刊腐った水

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つらい

つらいのは、現実と理想の距離と肉体と言語の距離に差があるからかもしれない。

なまじ中途半端な束の間の理想が手に入ってしまうばかりに、水面下の出来事に真実を見出して現実に打ちひしがれる。

奈落の底に突き落とされる感覚が、一瞬の高い飛行によって勢いをつけられてしまうが故により激しい痛みを伴ってしまうのだ。

それを分かっていながらも、僅かなひとときの幸福感の為に飛行する事を止まないのは、わたしがあまりに未熟で愚直過ぎるからなのかもしれない。

感情の根本にある源泉を、無いものとして扱うか、無理しても埋め立ててしまうかしなければ、きっと大津波のような感情で精神は破滅へ向かうだろう。

それに対抗する唯一の生産的、建設的な方法は、激しく吹き出す感情を無理にでも強く生きる原動力に変換させ、目を開いて荊の道を前に進む事だ。

たとえそれが長期に渡る激しい痛みを伴ったとしても。
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